マーキングマジックの技術「グラデス(Gradess)」が、文部科学省の高等学校用教科書「デザイン材料」に取り上げられました。本年発行の高校生用教科書の中で、「金属への印刷」という項目中、「昇華熱転写」技法の解説手段として“グラデス”が具体例として挙げられているものです。
■ 金属への印刷が簡単
最近、MDプレーヤのケースに様々な図柄のついたものがあり、個人専用のデザインも可能な製品が出てきた。これは、デジタル出力により製版工程を必要としない小ロット、多品種が可能な印刷転写方式で、従来の印刷システムに比べ、低コストである。
その製作工程は、1)パソコンでのデータ作成、2)インクジェットプリンタで転写紙に出力、3)ヒートプレス(昇華熱転写)、4)転写製品完成、5)転写製品を曲げ、プレス加工、6)成型品完成、の工程をとる。
昇華熱転写とは、分散染料が有する昇華染色性を利用した一種の気相染色法である。まず分散染料から作ったインクを使って紙に模様などを印刷し、転写紙を作成する。続いて耐熱性プラスチックをコートした各種転写金属をその転写紙と重ね合わせて150〜200℃で1〜8分間熱処理することで転写する方法である。有機溶剤などは一切使わないクリーンな方法で、耐熱性は60℃を示し、耐候性もよい。
各種内装材、看板、冷蔵庫、携帯電子機器などあらゆる分野で利用されている。
